読了

『セヴンティーン』は、私がセヴンティーンな男子でなくてよかった。でなきゃ読み終わらんかった。な、たぶん。こわいよ。触られたくない部分を執拗にせめられる。かんべんしてください。右に走る道が私に見えなかったのは…。まぁ代わりがあるからいいのか。
『共同生活』は孤独のはなし。共感は認めたあかんような後ろめたさをともなう。だって人はひとりじゃないんやろ?たすけあって、ちゃんとせなあかんのやろ?そう考えなあかんのやろ?ズブズブ深い不快。P195*1後半が核だとおもうの。話の?私の?みんなもこんなん考えてるの?そう思ってええの?あぁ、でも、私はまだ求めている。から、大丈夫。聞いてくれる、話せる相手もいて、それで救われる。なら、大丈夫。消えることも、解決することもない問題を、みんなそれぞれ持っているのですよね。そうなんですよね?

性的人間 (新潮文庫)

性的人間 (新潮文庫)

*1:この単行本でのページ数